付属私立小学生が外部受験をめざすブログ

not進学校の付属私立小から外部中学受験をめざしています。小3のお勉強記録。

A学院YA中学校 説明会

A学院YA中学校の説明会へ参加しました。

(学校名+説明会で検索していて同級生ママのブログにたどり着いたことがあるので、学校名などは気休めですがイニシャルにしています。)

 

近年、人気と偏差値が急上昇のこちらの学校。

かなり期待大で行ってきました。

 

しかし、

 

将来、偏差値的にまったく届かなかったらほんとにすみません(土下座)!!!って感じですが…結論から言うと我が家としてはかなり期待外れでした。

 

もちろん、とても素敵な学校です。良い印象もたくさん受けましたが、あくまでゆぺくんが目指すとなると、A大に推薦で行けるというところ以外に魅力を感じられず。

 

理由は以下のとおり。

 

・教育方針は女子校時代のまま変わっていない。(むしろ変わらない)

・A学院の名が付いているといえど、A学院とは校風もまったく違う別の学校。

・制度、設備ともに女子仕様でこじんまりしている。

・男子の割合が少なすぎる。

・男子目線ではA大進学以外のメリットがない。

 

順番に感じたことを書いていきます。

 

・教育方針は女子校時代のまま変わっていない。(むしろ変わらない)

横浜あたりには昔から地元のお金持ちが通わせる、小学校(または幼稚園)から一貫のいわゆる伝統校がいくつかあります。S美もその中の一つで中高の偏差値こそ高くはありませんでしたが、S美~YA時代は「お嬢様学校」として一定の地位のある学校というイメージだったかと思います。

しかし、少子化&人気低迷に伴い同じメソジスト派のA学院に声をかけられて提携を結んでいます。

ここ数年でA大と提携校や系属校となった学校が一気に増えましたが、校名にAの名前が入って完全な系属校になったのはここと埼玉だけです。

 

系属化してからの詳しいことを知らないみんみんは、系属になって10年ほど経ったこともあり、小学校の倍率も爆上がりしている様子から、KOで言うところの初○部のような、A学院の横浜校のような位置づけになっていると思っていました。

 

が、いざお話しを聞くと「ザ・女子校」感が漂いまくっていました。笑

正直、S美時代と中身は何も変わっていないんではないだろうか…。

実際、校舎の中にもS美時代からの歴史記念コーナーがあったりと、S美時代から続く「伝統女子校」のプライドを今もしっかりと継承している感がひしひしと。

 

というか、お話しを聞く限り、伝統女子校から変わるつもりもなく、あくまでA学院については「系属校」としてという方針とのこと。ま、別法人の学校という位置づけなので、当然ですが。むしろ伝統校として、教育方針が変わらないことを求める層も今も一定数はいることでしょう。

 

・A学院の名が付いているといえど、A学院とは校風もまったく違う別の学校。

結局、本家A学院中とは校訓も校風も方針も全く別物。

しっかりとS美~YAの精神を受け継いでいる印象です。なので、おっとり系女子にはとっても良い学校なのではないでしょうか。うちのねえねみたいなタイプは無しですが。

で、やっぱり女子校って、どこも基本的に校則やら色々厳しいです。

共学&自由な校風育ちのみんみんにとっても、この「女子校感」はかなりマイナスでした。

 

・制度、設備ともに女子仕様でこじんまりしている。

長らく女子校&少人数なこともあり、施設もこじんまり。スポーツ系の設備はかなり物足りないです。

あと、何より海外留学制度に至っても、女子はその伝統から享受できるホームステイ制度が整っているのに対し、男子はその制度は使えない。

要は、何十年も女子同士、お互い交換留学をホームステイにて受け入れている相手校があるらしいのですが、男子はその仕組み自体が無いみたいです。女子と男子で留学の制度に差がある学校なんて初めて聞きました。

 

・男子の割合が少なすぎる。

何よりのマイナスポイントは男子の数が圧倒的に少ないことです。

検索してみると、去年の1年生は女子が78%(女138:男38)と首都圏共学校の中でダントツの女子率を誇っています。(ちなみに本家A学院中は男女比50%)

大人しい子や、女子に逆らわずうまく扱えるタイプの男子はやっていけると思いますが、多勢に無勢。ゆぺくんのような女子にも臆さないタイプは女子から倍返しを食らって撃沈するのがオチでしょう。

ちなみに附属の小学校の男女比も調べたところ、ゆぺくんと同じ学年は女子率68%ほど。昔は上が女子校なので、もっと男子が少なかったような気がしますが、それでもまだまだ男女比の差が大きいですね。

 

小中高通して男子の割合がしっかり確保されているゆぺくんの学校と比べると、同じ共学と言えないくらい環境に違いがあります。

うちの小学校もどちらかというと少人数で、みんみんから見るとかなり温室だなと思っているので、中高ではもう少し大海に揉まれてほしい気持ちがあります。

この少人数の男子で6年間…というのは、みんみんの思い浮かべる中高生活とは程遠い気がしました。

 

・男子目線ではA大進学以外のメリットがない。

男子目線でこの学校を見るとデメリットばかりが目に付いてしまいました。

入試においても男女枠を設けておらず、成績順とのお話しがありました。そうすると今後、男子が増えていく可能性はほぼ無いかと思われます。

 

勝手に本家A学院の、自由で活発な雰囲気を期待してしまっていたので、正直A大推薦以外のメリットが見つからず。だって中身はS美のままなのだから。女子校時代、人気が低迷していた学校が男子にとって魅力的な学校となるのはなかなか難しそうです。

 

本当にA大推薦枠が目的なだけなら、偏差値はだいぶ下がりますが、一貫生優先でA大推薦枠がかなり確保されているY学院の方が、"ちゃんと"共学で、元気があって、男子的には楽しい学校生活が送れるんじゃないかと思ってしまったり。

 

・百聞は一見に如かず 

説明会だけでも、やはり直接見てみると現実が見えてくるようです。

今回、イメージとと実際の学校のギャップを感じたことで、説明会を軽んじてはいけないと実感することができました。今後も説明会にはしっかり足を運んでいこうと思います。

 

そして、改めてA学のブランド力は凄いなと。

中身はほぼ変わらずして、A学の冠が付いた途端に志望者が増えて、偏差値が10以上も上がって、自動的に中学受験の優秀層が集まるようになる。実際教員は総取っ替えしたわけでもないでしょうし、近年増えている偏差値爆上がり校含め、こういう学校の古くからいる先生方はどう適応していっているのかが気になります。